その夜、お風呂から上がった私は、次男が学校で使っている防災ずきんのひもが取れたと言って持ち帰っていたのを思い出し、繕いものをしていたのだった。
近視に老眼が加わってきた最近の視力では
nuskin 如新、お裁縫のような細かい作業は眼鏡をはずしてやることにしている。
眼鏡をはずせば、手元の小さいものもよ~く見える!(v^ー゜)
その間、周囲はソフトフォーカスな見え方になるのだけれども。
もう二度と取れないように頑丈にひもを縫い付けている、その視界のぼやけた端を、我が家の飼い猫ナノコの姿がかすめていく。
ナノコが、ピンク色とともに、通り過ぎた。
ぼんやりした視界というのは、頭脳の働きをも鈍らせるものか、
「なんか、ナノコの口元がピンクだよ? パパ、ちょっと見て~」
針を持つ手は休めずに、のんびり夫に言うと
cellmax 團購、ナノコを見に行った夫がなにやら騒いでいる。
すあまだsign01
その日の昼間、お客さんのお茶菓子に和菓子屋さんで買ったピンクのすあまが残っていた。
それが家の中のどこかにあったのをナノコが見つけて、自分のケージに持ち帰ったのだ。
「バカ!こんなの食うな!」
夫がナノコからすあまを取り上げようと格闘している。
だが、人一倍というか猫一倍(?)、食い意地の張ったナノコだから、そう簡単に放すわけもない。
「これは、アタシのだニャ!
アタシが見つけたんだニャ!
ぜったいぜったい、放さないんだニャ~!!(≧ヘ≦)sweat01」←ナノコ 心の声
揉み合うふたり。もとい、一人と一匹。
と、そのとき、「いてっ!!嚙まれた!」
夫の右手中指から、血が滴る。
なんと、まさかのこの展開!
うわ~ うわ~ うわ~ (lll゚Д゚) ←血が苦手sweat02
こうなっては一刻の猶予もない。
私も眼鏡をかけての参戦!
必死の形相ですあまをくわえて放さないナノコ VS パパママ連合軍。
口からはみ出た部分を引っ張ると、やわらかいすあまはにゅーっと伸びてちぎれてしまうが、ビニールで包まれているのでそれをつかまえて更に引っ張り続ける。
それでも引き下がらないナノコ。
あなたの前世はスッポンか?というくらい。
よし、それなら!と、目の前にナノコの大好きなフードの入ったケースをちらつかせて気を散らせる作戦に。
フードに一瞬気を取られたナノコが口元を緩めた隙に、パパが残りのすあまをビニールごと引っ張り出した。
あ~ とれた… (;´д`)
けっこうな量が口の中から出てきた。
こんなに飲み込んじゃっていたら、のどにつまっていたかもしれない。
それに、ビニール付きだよ…
上手く飲み込めても、おなかの中でつまっちゃっていたかもよ・・・
そんなことにならなくて、よかったね、ナノコ。
ほっとするのも束の間、早く夫の手当てをしなければ!と救急箱を取りだした。
シンクの水道で傷口を洗い、ヨードチンキで消毒。
痛いよね。
しみるよね。
でもそんなこと言っていられないよね!?
念入りに消毒はしたけれど、これだけで大丈夫だろうか?
明日になって腫れてきたらどうしよう?
感染症が心配sweat01
ただでさえ忙しいこの時期に、大ごとになったら?
私のマイナス思考がここぞとばかりに回転し始め、つい最悪の状況を想像してしまう。
用心に越したことはないということで、夜間診療所を受診した。
診療所でもう一度消毒し、抗生剤入りの軟膏を塗って包帯ぐるぐる巻きにされた夫の中指。
抗生剤の内服薬も、念には念を入れて二日分出していただいた。
これできっと大丈夫!
安心して帰宅すると、さきほどの大騒ぎはどこ吹く風のナノコちゃん。
こやつめ~(*`ε´*)ノ
すあまのためにあなたの大好きなパパを嚙むなんて!!
パパを思わず嚙んだことなんて、あるいは記憶にないのかもしれない。
翌日にはいつものように、パパにすりすり甘えるナノコ。
でも、こんな顔されちゃうと、どうしても憎めないのよね(^^;)